マンション改修工事の進め方

大規模改修工事が新築工事と最も異なるのは、お客さまの生活が継続されている状況の中で工事を行うということです。それだけに、工事を円滑に進行する責任と同時に、お客さまの日常生活の快適性・安全性の確保、お年寄りや小さなお子さまへのこまやかな心配りを含めたご家族へのキメ細やかな配慮、近隣の方々への気配りなどが欠かせません。 当社では着工前から引き渡しまで、工事に対するお客さまの不安を取り除き、施工に伴うあらゆるご要望にお応えできる体制を確立。さらに経験豊かな現場担当が、お客さまの立場で親身にご相談に応じます
長年にわたって風雨にさらされてきた外壁は、美装面においてはもちろん、機能面での劣化が見た目以上に進んでいるものです。当社では大規模改修に伴うすべての工事をシステム化。最も効率的な工事を進めています。

 
改修工事の施工手順
着工前準備
着工前準備
1.契約内容の確認…支払時期、請求時期、保障年数等の確認
2.施工計画…施工方法・使用材料等の確認
3.仮設計画…現場事務所・仮設倉庫・トイレ・工事用車両の駐車場の確認
4.関係官庁への届出…足場設置届け・道路占有・道路使用の申請等
5.住民説明会の開催…住民の皆様へ工事概要の説明及びベランダ等の荷物移動のお願い
6.近隣への挨拶…工事開始の案内
7.配布・掲示チラシの確認…工事開始のご案内及び注意事項。
 
共通仮設工事
共通仮設工事

1.仮設事務所・仮設倉庫・トイレの設置等…許可が下りれば集会所等を使う場合もあります。
2.仮設資材置き場の確保…足場仮設時の資材置き場
3.電気及び水道の設置…工事用に確保します。
4.工事掲示板の設置…本日の作業予定及び区域・明日の作業予定及び区域・洗濯物情報・工程表等を掲示また、ご入居されている方々のためにご意見ポストを設置します。
5.各所養生…資材搬入時に使用する通路・エレベーター等傷つけないよう養生します。

 
足場仮設工事

1.作業を行うための足場を掛けます。
2.関係者以外立ち入らないよう施錠できる構造とします。
3.出入り口には落下防止策を施します。
4.必要に応じて防犯装置等を設置します。

 
下地補修工事
下地補修工事

1.下地調査…外壁のタイル(モルタル)の浮き、ひび割れ、鉄筋露出等の調査を行います。
2.数量調査…数量をまとめ、設計数量との比較を行いお客様に報告し協議します。
3.施  工…下地の状態に応じた方法で下地を補修し、次工程に影響のでない下地をつくります。

 
タイル工事
タイル工事

1.タイル浮き補修…下地との密着が悪くなったタイルをエポキシ樹脂を用いて再度固着させ、タイルの剥離落下を防止します。
2.タイルの張替え…ひび割れや、欠損したタイルを張り替えます。その際下地にひび割れ等があれば、下地処理した後、作業を行います。

 
防水工事
防水工事

1.シーリングの打ち替え…サッシの廻りや外壁の目地のシーリングを撤去し、新しいシーリングを充填します。
2.床・屋根防水…屋上・バルコニー・供用通路等の防水工事を行います。

 
塗装工事
塗装工事

外壁他塗装…高圧洗浄をした後仕様書に基づき塗装します
鉄部塗装…錆の除去及び目荒らしを行った後、錆止塗装・仕上塗装を行います
受水槽…FRP製の受水槽は専用塗料を使用して、内部の藻の発生を抑えます。

 
検 査
検査

1.社内検査…工程の要所で社内検査を実施し、見えなくなる部分の品質管理に努めます。
2.施主検査…下地処理完了後、工事完了後等、工事の状況に応じて検査を実施します。

 
足場解体工事
足場解体工事

・足場解体
各検査及び検査時指摘された事項の手直し等完了し、その確認を得た後足場解体を行います。
足場解体時は、足場を支えるために壁とのつなぎを補修しながら解体します。作業時は周囲の安全に十分気を配り、必要に応じて誘導員を配置します。
・後片付け・清掃
足場解体完了後、資材の搬出・清掃及び足場解体時についた傷等の手直しを行います。

 
完成検査
完成検査

仕上がり具合・施行写真・各関係書類の検査を受けた他後引き渡しとなります。

 
アフターサービス
アフターサービス

アフターケア
工事完了後も保障期間内に定期点検を行い、必要に応じて補修工事を行います。